2013年1月17日木曜日

意味不明の映画

随分昔に観た映画を思い出した。

タイトルは「アレキサンダー」か、「アレキサンダー大王」だった。とにかく、アレキサンダーの映画である。

豪華な三国合作みたいな映画だが、その三つの国々で合作してみたと言われても、何となくパッとしない感じであった。

この映画は、残念ながら悲惨な思い出でしかない。
何が悲惨かと言えば、映画の始まりの事すら覚えていないからだ。

確か、荒野的なところで、アレキサンダー(?)らしき中年男性が、何かの啓示を受ける感じで始まっていたと思う。

そして、突然場面展開で、「新年おめでとう!」とロシアの劇場で祝いをしているシーンに展開。
「私は女優」と突然スポットライトを浴びる女性が登場し、女優魂について自己陶酔をしながら語る。

ここで既に謎だが、更にどこかの刑務所に場面展開。

そこには、何かの啓示を受けていた、アレキサンダーらしき中年男性が受刑者として牢屋の中(?)に入っている。

そして、仲間を引き連れて脱獄。

遠征を開始。

衣装は、変な宗教団体のように、真っ黒なフード付きのローブで、仲間はみんなその衣装だった。

辺鄙な村を、そんな黒ローブ集団がのこのこ歩いてやって来る。

そして、ある民家を占拠……


もう、無理だ。

そう感じたマウスキーと、一緒に観ていた父マウスキー。

ここまで観たのでも、既にそのショックのあまり意識が吹き飛んでいたと思われる。

今まで、どんなクソだろと思うものですら、最後まで観てきた威信にかけても、マウスキーだけはこの映画も最後まで観ようと思い、早送りをしながら見ようとした。

だが、それでも無理だった。

精神的な限界を感じ、この映画を最後まで観ることは出来なかった。

だから、謎のままである。

何だったのであろう・・・・

解釈しようとしても、解釈のしようがないほど謎の映画。

しかも、三つの国が合作した、2巻セットの大作映画だったのだ!

何故こんなものをビデオ屋で借りてしまったのか・・・史劇好きがここまで仇になるとは思ってもいなかった。

その後、入念な下調べをしてから、ビデオを借りるべきだと学んだ、記念すべき映画ではある。

お金は無駄にしてはならない、そう教えてくれる映画だった。

個人的なお勧め度は★☆☆☆☆☆☆☆☆☆くらいだ。

しかし、だからこそ観てみたいのだと言う人には、★★★★★★★★★☆をつけてもいい。

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