2013年7月15日月曜日

壮絶な死

昨日、母マウスキーがパンを焼いてくれた。

マウスキー家の愛犬である小太郎と共に食しても良いように、卵抜きで焼けるパンである。

手作りパンは実に美味で、マウスキーと小太郎は共に機嫌よく食べていた。

そんな幸せな時間をぶち壊すかのように、直視する事を一瞬戸惑うほど恐ろしい物が現われたのだ。

その恐ろしいものとは、これである!


最早この世の蚊ではなかった。

既に息絶えている様子である。

つまり、何らかの拍子で、母マウスキーがパン生地の材料を入れている最中に巻き込まれ、そのままパン焼き機によって練りこまれ、そのまま息を引き取ったのであろう。

何故こんな事故にこの蚊が巻き込まれてしまったのか分からないが、パン生地で練りこまれる苦しみは相当であったと予測する。

しかし、潰れた形跡はまるでなく、生きていた時そのままの姿形で柔らかなパン生地に包まれて死んでいたのだ。

ここに仕上がるまでは壮絶なのだが、出来上がってしまえば、香りの良いパンに柔らかに包まれ、キンチョールとか、叩き潰されるとかいう蚊よりも、ずっと良い死に方なのだろうと思いを馳せた本日であった。

2 件のコメント:

  1. なんともショッキングなタイトル。
    そしてその衝撃に劣らぬショッキングな事件。
    マウスキーさんの日常は平穏であってほしいのですが、
    ブログが物凄く面白いので
    「また何か起こるだろうか‥」
    と少し期待してしまうことをお許しください。

    返信削除
    返信
    1. お返事が遅くなりました。
      有難うございます、音好猿美さん。
      マウスキーも、日常が平穏であって欲しいのです・・・きっと、マウスキー自身の肝が小さいせいで、ショッキングな事が多すぎて大変なのかもしれません。

      削除