2016年8月4日木曜日

偏見というものは、確かな時もある。

最近、姉マウスキーの強いお薦めで、サイモン・シンの本を読み始めている。

この間読んだのは、「代替医療解剖」という本。

この本の中にホメオパシーというのが出てくるのだが、悪い冗談ではないかと思ってしまう内容だった。
内容について書くのは、ちょっと面倒なので、気になる人は読んでください。

なんでも、ホメオパシーで作る薬に、生きたまま何かの虫をすりつぶしたり、生きたサソリとかの昆虫を入れたりして作ったりするものがあるとか。

その溶液を滅茶苦茶薄めて、もはや水ですという段階まで薄め尽くした薬品とかが、「これは○○の症状に効く薬です」みたいな感じで患者に与えられるそうだ。

マウスキーは、こんな代替医療はごめんだな、っていうか、頼る事もないだろう。そう思っていた。


数日後──

その日、マウスキーは久しぶりに見つけた、愛犬の手作りごはんの料理ブックを本棚の隅っこから見つけ出した。
これは、様々な病状に対応した料理なんかも載っていて、参考にできそうなものだった。

早速、マウスキーは「ニンジンのカップケーキ」を作る事にした。

そして、暑い中オーブンと格闘して40分後。ケーキは完成した。だが、めちゃくちゃ不味い!

なんだ、この料理ブックは!

怒りと共にマウスキーは著作者の名前を確認。

そこに書かれていたのは、ホメオパシー日本研究会とかいう肩書きだったのだ。

マウスキーの腕が悪いからケーキが不味いのか、そもそもその料理ブックのレシピ通りに美味しいものを作れた事がないので、ホメオパシーがうさん臭いと言えばよいのか確かではない。

ただ確かな事。

マウスキーはホメオパシーを信じない。そして、その料理ブックは古本として処分される運命だという事である。


アイシングまで失敗したので、悲しいほど不味いカップケーキ
食べる度に、悲しみと怒りがブレンドした味を堪能する事が出来る


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