マウスキー達が購入したティン・ホイッスルは、Feadog社のニッケル製のD管である。
⬇ こちらの商品を購入した。
https://celtnofue.com/items/detail.html?id=316
真鍮製と、どちらが良いか悩みはしたが、リコーダーを愛する人間として、くすんだ素朴な音の楽器より、安定して透明感のある音を選んでしまったのである。
この商品を見ていただいても分かる通り、チューニングするためにはキャップを外すしかない。
だが、接着剤でついているので、簡単にキャップを外す事など出来ないのである。
ピッチがおかしいようなのに、どうにも出来ず、このままなのかと思っていたが、同ホームページにて、「お湯にキャップをつける事で、キャップを外す事が出来るので、チューニングが可能です」といった内容の記事を見つけた。
悩みのチューニングも、これで解決だ──と、マウスキーは早速言われた通りに熱湯にキャップを浸けて、難なく外す事が出来た。
しかし、今度はキャップがゆるくなり過ぎて、どうにもならなくなってしまった。
とりあえず、この方法を姉マウスキーにも教えてあげようと思ったマウスキーは、早速情報の共有をしようとした。
しかし、マウスキーが駆けつけた時には、すでに姉マウスキーはキャップを外していたのである。
そして、クールな表情のまま「簡単に外れたで」と言ってのけたのである。
握力に物を言わせてキャップと筒を分離した姉マウスキーではあったが、結果としてはマウスキーと同じ事であった。
キャップが少しゆるくなったので、思ったようにチューニングを合わせる事が出来なかったのだ。
そういった経緯で、まずはhatao先生にこのチューニングについての相談をしたというわけである。
話を聞き終わったhatao先生は、少し薄く笑うと、「力づくで外れたんですか? すごいですね」とコメントした。
チューニングは、自分が吹き込む息の量に合わせてするようで、チューナーと睨めっこをしながら、ちょうど良いところを模索するという地味な作業から始まった。
これが、なかなか時間がかかった。
いつもいい加減な感じで済ませていたリコーダーとはわけが違い、かなりきっちりとしなければならないようだ。
それから、時間がかかったものの、「ここがちょうど良いようです!」というところに達した時、ティン・ホイッスルをhatao先生に渡し、ゆるくなったキャップも調整してもらい、やっとの事でまともな楽器を手にする事が出来た。
これをまるっきり二人分を行い、まともな音階が吹ける事を確認し、やっとの事で演奏が可能な状態となった。
さて、これからが本当のレッスン(修行)の始まりである──。
つづく。
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