最初にその提案を聞いた時は、笛の会のコンサートも無事に終了し、少し調子づいていた時の事だったので、「出来ると思いますよー」と、軽いノリで答えていた気がする。
しかし、次にその話題が出た時は、状況がずっと変わっていた。
それは、hatao先生の元へ一日集中レッスンという名の武者修行に出かけた後の事だったからだ。
「いやいや、とんでもない。コンサートを完璧なものにするなんて、1年と言わず、2年とかかる。絶対に無理です」
と、マウスキーはMさんに強固としてコンサートの依頼を断るという事をした。
実際、自分のレベルの低さに少し落ち込んでいた時期なので本心から無理だと思っており、「そうなんだ、そんなに大変なんだ・・・」と、Mさんも腑に落ちなかっただろうが、何となく納得してくれた。
その為、この話題は当分はMさんの口から出る事はなくなった。
そんな事よりも、PLATFOEMは、来る11月初旬に「木の祭り」というイベントに向けて、準備を始めていた。
全く何の責任感もない、マウスキーと、Nさん(次回からナカさんと表記)、少しは責任感があっても良さそうなIさん(次回からイケさんと表記)の三人は、企画の提案をする気もなく、ぶらぶらと過ごしていた。
そんなやる気のない我々を相手にもせず、Mさんは学んできたマネジメントのアイデアを実践すべき計画を立てていた。
そして、とうとう木の祭りでのPLATFOEMのコンセプトが決定された。
店の名物として売り出したい、とりとり和牛のハンバーグと、実は隠れたファンもいる店のおでんを対決させる、というものであった。
そう、Mさんが決めたコンセプトは、
ハンバーグ VS おでん
であった。
ハンバーグとしては屋台メニューに適していないため、ハンバーガーとして売るという案。
サイドメニューにはフライドポテトも用意する事になった。
ハンバーガーにはフライドポテトが当然欠かせないのは分かる。
「いいっすね、いいっすね!」と、マウスキーは賑やかなコンセプトにすっかりテンションを上げた。
今までやる気がなかったが、このコンセプトには俄然やる気が出た。
ハンバーガーとおでんは500円。
フライドポテトは1カップが150円。
なかなか屋台飯にしてはお手頃価格に設定していたと思う。
当日の前には、Mさんが試作品を作ってくれたので、早速食べたが、屋台飯とは思えないほどヘルシーで美味しいものだった。
これは絶対に売れる!
ハンバーガーもご馳走してもらったマウスキーは、完全にMさんの為に出来る事は尽力しようと決意した。
それに、引きこもりで不登校児であったマウスキーは、高校も通信校通いであり、学芸祭的なものには無縁の人間だったので、祭りの参加というのは新鮮で初めての経験だったので、それは準備段階でも貴重で楽しい経験となった。
それは、hatao先生の元へ一日集中レッスンという名の武者修行に出かけた後の事だったからだ。
「いやいや、とんでもない。コンサートを完璧なものにするなんて、1年と言わず、2年とかかる。絶対に無理です」
と、マウスキーはMさんに強固としてコンサートの依頼を断るという事をした。
実際、自分のレベルの低さに少し落ち込んでいた時期なので本心から無理だと思っており、「そうなんだ、そんなに大変なんだ・・・」と、Mさんも腑に落ちなかっただろうが、何となく納得してくれた。
その為、この話題は当分はMさんの口から出る事はなくなった。
そんな事よりも、PLATFOEMは、来る11月初旬に「木の祭り」というイベントに向けて、準備を始めていた。
全く何の責任感もない、マウスキーと、Nさん(次回からナカさんと表記)、少しは責任感があっても良さそうなIさん(次回からイケさんと表記)の三人は、企画の提案をする気もなく、ぶらぶらと過ごしていた。
そんなやる気のない我々を相手にもせず、Mさんは学んできたマネジメントのアイデアを実践すべき計画を立てていた。
そして、とうとう木の祭りでのPLATFOEMのコンセプトが決定された。
店の名物として売り出したい、とりとり和牛のハンバーグと、実は隠れたファンもいる店のおでんを対決させる、というものであった。
そう、Mさんが決めたコンセプトは、
ハンバーグ VS おでん
であった。
ハンバーグとしては屋台メニューに適していないため、ハンバーガーとして売るという案。
サイドメニューにはフライドポテトも用意する事になった。
ハンバーガーにはフライドポテトが当然欠かせないのは分かる。
「いいっすね、いいっすね!」と、マウスキーは賑やかなコンセプトにすっかりテンションを上げた。
今までやる気がなかったが、このコンセプトには俄然やる気が出た。
ハンバーガーとおでんは500円。
フライドポテトは1カップが150円。
なかなか屋台飯にしてはお手頃価格に設定していたと思う。
当日の前には、Mさんが試作品を作ってくれたので、早速食べたが、屋台飯とは思えないほどヘルシーで美味しいものだった。
これは絶対に売れる!
ハンバーガーもご馳走してもらったマウスキーは、完全にMさんの為に出来る事は尽力しようと決意した。
それに、引きこもりで不登校児であったマウスキーは、高校も通信校通いであり、学芸祭的なものには無縁の人間だったので、祭りの参加というのは新鮮で初めての経験だったので、それは準備段階でも貴重で楽しい経験となった。
つづく。