2014年3月6日木曜日

思い出の中原中也

久しぶりに中原中也の詩を読んだ。

最初に読んだのは大分昔で、いろんな日本人の詩人の有名な詩を集めた詩集の中に入っていた幾つかの詩だった。

中でも影響を受けたのは、中原中也の初期短歌である。



芸術を遊びごとだと思ってるその心こそあはれなりけれ



当時子供だったマウスキーは、その短歌にすっかり影響を受けてしまった。

そんなわけで、芸術は金がかかるとか、「ええですなぁ、趣味があって」と嫌味を言われた時に、やたらと、引用して言いまわっていたものである。

・・・全く、中途半端に物分かり顔をしている時分というのは、一番に恥ずかしい過去となり得るのだ。

しかし、何というか多くは読んでいないかもしれないけれど、一番に中原中也の詩には共感する。

マウスキーが一番に好きな詩人は誰ですかか? と、人に聞かれれば、迷わずに「中原中也です」と答え、知ったかぶっていた子供の時分をついでに思い出し続ける事だろう。

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