いちいちとアートな空港、オランダ空港! |
ちょうどお腹も空いていたので、ここでごはんを食べる事にした。
つまり、ここが最初に国外での食事という事になる(機内食は除く)。
見るもの全てが新鮮ではあったが、とりあえず、どうやったら食事にありつけるか、というのに戸惑うものだ。
パンを選ぶ事までは分かったのだが、次にコップが置いてあり、先にセルフで好きな飲み物をコップに入れてから、レジに持って行くシステムだったらしい。
理解する事に時間はかかったが、分かればあとは簡単。
早速ジュースを入れようと、コップに手を伸ばし、愕然とした──。
なんと、手が届かない。
巨人の国、オランダとは聞いていたが、ここまで身長に差をつけられるとは、聞いてもいなかった。
しかし、手が届かないからと言って、目の前の美味しそうなジュースを諦めるというのか?
いや、諦める事は出来ない。
我々はコップを手に取る事を遂行しなければならない!
掛け声をあげながら頑張って背伸びをしてコップに手を伸ばしていたところ、見知らぬ外人の男の人がやって来て、親切に声をかけてくれた。
「コップが取りたいの?」
「取ってあげるよ」
「大きさはこれでいい?」
よく分からないが、マウスキー達は「イエス!」とか言いながら、親切な人に取ってもらった。
若干こども扱いされた感があったが、ありがとう、親切な人・・・
さて、気を取り直してさっそくご飯を食べる事にした。
食事はこんな感じであった。 ちなみに、この食事は姉マウスキーのものである。 |
写真を見ても分かるように、お盆の上に無残に転がされた可哀想なクロワッサンの姿がある。
このクロワッサンは、姉マウスキーが折角二個もお皿に乗せたにもかかわらず、床へ転落してしまったのだ。
結局、一口も食べてもらえなかった気の毒なクロワッサンである。
ちなみに、何ってジュースが物凄く美味しかった。
日本では飲めないのではないかな?と思う、イチゴジュースだ。
実際、オランダで飲んだこのイチゴジュースのような美味しいジュースを、日本に戻って飲んだ事は今もない。
クロワッサンは落ちてしまったが、テンションは上がりっぱなしの我ら三人。
乗り換えも無事に終えると、とうとうローマへと向かった。
ちなみに、同じKLMの機内食だが、ローマ行きの便で出てきたのはこちら。
中身はマカロニか何かだったとか。 |
マウスキーはこの時も、寝ていて食べなかったのだが、Tomokoさんによると、ゲロ不味かったとのことである。
日本からオランダへ向かう長旅では、美味しい機内食を出すが、オランダからローマ程度の距離では不味い機内食しか出さない、そういう事だ。
マウスキーは食べずに寝ていて、本当に良かったと思う。
そして、夜も更けた頃に、疲れ切ったマウスキー達は、ようやくの事でローマへ到着した。
つづく。
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