完全なる不意打ちだった。
しかも、助成金の金額たるや、福沢さんが十枚も貰えると言うのだ!
そう、何を隠そう、福沢さん十人の力で、積志リコーダーカルテットをとりとり市に召喚しようとTomokoさんは目論んでいたようだ。
突然、天から降って湧いたような話に、マウスキー達は有頂天になった。
しかも、Tomokoさんが全てを担ってくれると言うのだ。
なんと頼もしいんだろう!
とりあえず、積志さん召喚をTomokoさんに任せ、残った我ら三人は、全力でサポートしようと決意した。
何せ、積志さんが、まさかのとりとり市に来てくれるかもしれない事態だったからだ。
そして、間もなく、どうやら実現できそうだという話になった。
なんと、とりとり市で同じくリコーダー活動を本格的にされている鳥取バロックアンサンブルの人が、積志リコーダーカルテットと懇意の仲だと言うのである!
これは、実現する──。
とうとう、あっという間に夢が現実になった瞬間だ。
しかし、問題があった。
たのしい笛の会は、2012年の第一回の不定期演奏会後、何の演奏会もしていなかったのである。
助成金を貰った以上は、何らかの実績を出さなければならないという事態に直面した。
ちゃんと、客も動員しなければならない過酷な状況だ。
しかし、夢を現実にするためには、秘密結社を作るというごっこ遊びはやっていられない!
早速大はりきりで、積志リコーダーカルテットを招くだけの演奏会を計画。
ちゃんとした演奏会をしなければ・・・休憩時間も入れて、二部構成にして・・・徹底的にちゃんとした感じの演奏会をしよう。
そして、努力の甲斐あり、積志リコーダーカルテットを招くために必要な儀式のような、第二回、不定期演奏会が終了した。
残ったものは、楽しさというよりも、疲労感であった。
その演奏会での証拠写真が、こちらである。
ちゃんとしているし、お客さんもたくさん来てくれた。 |
こちらが、2015年の事である。
出来としては、詰め込みすぎた感のある演奏会となったが、積志リコーダーカルテットを召喚するためには、必要な演奏会であった。
そして、2015年の11月末、蟹の季節に突入し、とうとうその日は訪れた──。
積志リコーダーカルテット様、ご来鳥である!!
0 件のコメント:
コメントを投稿