予定としては、午前中にまだ行っていない観光初巡りをして、午後からはお土産を買うなり、行きたかった場所に行くという予定を組んでいた。
心残りがないようにしなければ。
4日目の最初に行く場所は、ヴィットリア教会だった。
ベルニーニ作の有名な「聖テレジアの法悦」を見に行くのが目的である。
そんな道中のこと。
道端に普通にあった「蜂の噴水」。 こちらもベルニーニの作品だが・・・見逃しそうなほど、普通に道端にあった。 |
蜂の拡大図。 |
ところで、ローマ巡りをするには欠かせない地下鉄なのだが、実はこれが一番の試練だった。
ローマの地下鉄に乗るためには、いつまで下に行くんだろう・・・と、不安になるほど暗くて深い地下へ降りて行かなければならないのだ。
ローマの地下鉄行きのエスカレーター。 底が見えない・・・・。 |
そんな恐ろしい地下鉄に乗り、目的の場所「ヴィットリア教会」へと到着した。
雰囲気も明るく、とても素敵な場所だった。
マウスキーの中で、No.1の教会はヴィットリア教会ではないか、という気持ちが強くなるほど素晴らしい場所であった。
しかし、何というわけではないが、若干だが、がっかりしてしまったものがある。
天使の輪が電気・・・・。 |
ただ、何となく、がっかりしただけだ。
そして、ヴィットリア教会には2階に物販コーナーがあり、そちらでロザリオ等を購入する事が出来るようになっていた。
ヴィットリア教会が素晴らしすぎた為、なんと、マウスキーはキリスト教徒でもないくせに、ここでロザリオを購入してしまった。
2ユーロの、青色のロザリオだった。
こちらを、5ユーロ札でお坊さんに支払ったのだが、かなりご年配のお坊さんは、うっかり勘違いをして、3ユーロのお釣りをくれたのである。
さぁ、どうする?
イタリア語は喋れない。
英語も喋れない。
日本語オンリーである。
絶対にお坊さんからお金をネコババなんかしたくない・・・どうやって、「1ユーロ多いです!」と、伝えたらいいのだろう。
マウスキーは、まさか、ロザリオを購入しようと邪心を起こした為に、これほどまでの試練が突然与えられるとは思ってもみなかった。
しかし、人は必死になった時、自分の殻を打ち破る事が出来るものである。
その時、マウスキーは「ノー、トレ(3)、ドゥエ(2)! ドゥエ!」この3つの言葉で、お釣りが違うという事を、必死に伝えきったのである。
お坊さんは、意味が分からないようだったが、値段を確認に行き、やっとの事で、お釣りが1ユーロ多いという事に気が付いてくれたようだった。
イタリア語を、Tomokoさんのように、少しは勉強してきたら良かった・・・と、反省した瞬間である。
しかし、何とか通じたので、何とかなったと満足した瞬間でもあった。
ちなみに、「聖テレジアの法悦」はこちらである。 本当に素晴らしすぎて、しばらく離れられませんでした。 |
完全にヴィットリア教会では幸せ気分に包まれ、今までの旅行の中で残念だった事などは、ほぼ忘れていた。
そして、十二分にヴィットリア教会を堪能した我々は、次の目的地「ポポロ教会」へと向かいだした。
「ポポロ教会」の見どころと言えば、あの「天使と悪魔」にも出てきた「キージ礼拝堂」が有名である。
マウスキー達も、勿論そちらを楽しみにしていた。
買うものもないはずだが、キオスクに立ち寄る姉マウスキーとTomokoさん。 |
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