前日の様々な残念な事を忘れ、今までにないほどな爽やかな気持ちで早朝目が覚めた。
そんな爽やかな二日目の予定を、最初にざっくり紹介しておこう。
観光順序はこうだ。
・サンピエトロ大聖堂。
・ヴァチカン美術館
・フォロ・ロマーノ
・コロッセオ
再び足が鉛のように重たくなりそうだが、やるだけの価値はある。
朝のスペイン広場。 相変わらず景観が悪いが、人が少ないのでまだ雰囲気を感じる事が出来る。 |
ところで、確か、この日はあるものを衝動買いしてしまった。
それというはの、確かホテル「キング」の近くに劇場があり、そこで「タルタルーガ」というミュージカルを上演する予定があったのだ。
是非、現地のミュージカルを観たい。
そこで、再びTomokoさんが大活躍して、「タルタルーガ」というミュージカルのチケットを三枚ゲットする事が出来た。
万歳!
「イタリア語が分からないのに、大丈夫か?」
と、いうような事をTomokoさんは聞かれたらしい。
分からないが、ざっくり雰囲気だけ味わえればいいのだ。
そんな楽しみが一つ増え、意気揚々と我々は最初の目的地、サン・ピエトロ大聖堂へと向かった。
この日、メトロのチケットをまとめて購入する事にした。
要領がよく分からないのだが、どうやら自動販売機らしきものがあり、その機会に必要分のお金を入れて、メトロのチケットを買う仕組みだった。
姉マウスキーは買った。Tomokoさんも買った。
問題は何もなかった。
安全である──。
人見知りな挙句に警戒心が強いマウスキーは、二人の無事と安全を確認してからチケットを購入した。
チケットは問題なく出てきた。出てきたが・・・つり銭が出てこない。
しかし、問題はなかったような、澄ましかえった顔をして、メトロチケット販売機はレシートを出してきたのだ。
金額は忘れたが、札で支払ったと記憶する。(何故なら、日本の空港所では大きな札でしか換金してくれないからだ)。
そう、ぬる湯育ちの日本人よ、これがローマだ。
自動販売機にまでボラれるのである。
爽やかな朝だとテンションは上がっていたが、もう、どうしようもない。こんな小銭の事でゴネていたら、時間の方がもったいない。
マウスキーは自動販売機への恨みを深く胸の中に刻み付け、サン・ピエトロ大聖堂へと向かった。
メトロの移動は便利といえば便利だ。
あっと言う間にヴァチカン市国へ到着出来た。
そして、ここで再び訪れた試練。
それは雨である。
突然雨が降ってきたのだ。
何も雨対策として持って来ていなかった我々は、雨が降ってきたという事にパニックになってしまった。
すると、慌てふためいている観光客の人に傘を売っている男性を目撃した。
「傘はいるでな、傘がないと観光どころじゃない!」
急いで我々は、欠片も可愛くない、微妙なチェック柄の折り畳み傘を5ユーロで購入。
安心して傘をさした瞬間、何事もなかったかのように雨はやんだのである・・・。
嘘だろ・・・・。
折り畳み傘を閉じると、信じがたいように空を見上げるが、どうやら、上空には雨粒一滴も残っていないようであった。
しかも、傘をチェックすると、書いてあった「Made in China」。
日本でも買えるじゃないか・・・・。
よくよく考えたら、現地の人らしき人々は、雨に打たれていても傘をさすどころか、走り去るなり、雨宿りするなりして、その場をやり過ごしていたのだ。
この傘に5ユーロも取りやがって!! ※1ユーロ=163円。
一体、物価の高いユーロ圏で、どれほどのお金を無駄にしてしまったであろうか・・・。
是非、現地のミュージカルを観たい。
そこで、再びTomokoさんが大活躍して、「タルタルーガ」というミュージカルのチケットを三枚ゲットする事が出来た。
万歳!
「イタリア語が分からないのに、大丈夫か?」
と、いうような事をTomokoさんは聞かれたらしい。
分からないが、ざっくり雰囲気だけ味わえればいいのだ。
そんな楽しみが一つ増え、意気揚々と我々は最初の目的地、サン・ピエトロ大聖堂へと向かった。
この日、メトロのチケットをまとめて購入する事にした。
要領がよく分からないのだが、どうやら自動販売機らしきものがあり、その機会に必要分のお金を入れて、メトロのチケットを買う仕組みだった。
姉マウスキーは買った。Tomokoさんも買った。
問題は何もなかった。
安全である──。
人見知りな挙句に警戒心が強いマウスキーは、二人の無事と安全を確認してからチケットを購入した。
チケットは問題なく出てきた。出てきたが・・・つり銭が出てこない。
しかし、問題はなかったような、澄ましかえった顔をして、メトロチケット販売機はレシートを出してきたのだ。
金額は忘れたが、札で支払ったと記憶する。(何故なら、日本の空港所では大きな札でしか換金してくれないからだ)。
そう、ぬる湯育ちの日本人よ、これがローマだ。
自動販売機にまでボラれるのである。
爽やかな朝だとテンションは上がっていたが、もう、どうしようもない。こんな小銭の事でゴネていたら、時間の方がもったいない。
マウスキーは自動販売機への恨みを深く胸の中に刻み付け、サン・ピエトロ大聖堂へと向かった。
メトロの移動は便利といえば便利だ。
あっと言う間にヴァチカン市国へ到着出来た。
そして、ここで再び訪れた試練。
それは雨である。
突然雨が降ってきたのだ。
何も雨対策として持って来ていなかった我々は、雨が降ってきたという事にパニックになってしまった。
すると、慌てふためいている観光客の人に傘を売っている男性を目撃した。
「傘はいるでな、傘がないと観光どころじゃない!」
急いで我々は、欠片も可愛くない、微妙なチェック柄の折り畳み傘を5ユーロで購入。
安心して傘をさした瞬間、何事もなかったかのように雨はやんだのである・・・。
嘘だろ・・・・。
折り畳み傘を閉じると、信じがたいように空を見上げるが、どうやら、上空には雨粒一滴も残っていないようであった。
しかも、傘をチェックすると、書いてあった「Made in China」。
日本でも買えるじゃないか・・・・。
よくよく考えたら、現地の人らしき人々は、雨に打たれていても傘をさすどころか、走り去るなり、雨宿りするなりして、その場をやり過ごしていたのだ。
この傘に5ユーロも取りやがって!! ※1ユーロ=163円。
こいつ、絶対に許さん・・・。 |
一体、物価の高いユーロ圏で、どれほどのお金を無駄にしてしまったであろうか・・・。
爽やかなスペイン広場での時間は何だったのかと思うほど、マウスキーは痛恨の極みであった。
だが、きっとサン・ピエトロ大聖堂がそんな怒りも鎮めてくれるだろう。
我々にクヨクヨしている時間はない。
そうして、傘を鞄に突っ込むと、再び先に進み始めたのであった。
つづく。
⇒「その11-サン・ピエトロ大聖堂編」
⇒「その11-サン・ピエトロ大聖堂編」
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