2017年3月7日火曜日

イタリア旅行記-その12「ヴァチカン美術館編」

さて、心ゆくまで、誰にも邪魔されずにサン・ピエトロ大聖堂を観光したマウスキー達は、次なる目的地、ヴァチカン美術館へと向かった。

明らかに、日本ではないこの光景。

サン・ピエトロ大聖堂とヴァチカン美術館は、殆どお隣同士のような存在である。

思ったよりも、すぐ到着する事が出来た。

ヴァチカン美術館へようこそ。

すんなり美術館へ入れると思ったのだが、世の中そんなに甘くはなかった。

最初に我々を待ち受けていたのは、驚くような長蛇の列である。

例えるなら、ディ〇ニー・ランド級の列といったところだろうか。

残念ながら、どのぐらい並んだのかは記憶していないが、手持ちで持ってきたガムが救世主のように感じるほど、長く待った。

そして、待ちに待って、やっとの事で美術館の中へ入る事が出来た我々3人。

長蛇の列だったので、中に入ればどんな事になっているかは、軽く予想がつく。

人、人、人で埋め尽くされる空間。

これが、ただの街中での光景なら、裸足で逃げ出したくなるほどの人混みである。

しかし、今回は、この苦痛すらも上回る鑑賞欲により、人混み恐怖症をマウスキーは克服する事が出来たのである。

天井だけでも、この豪華絢爛さ。

圧倒的に美術品が人混みより存在があったのだ。

どこを見ていいんだろうと迷うほど、辺り一面、何もかもが美術品である。

天井の拡大図。

もちろん、彫刻もあり。
タペストリーもあり。

そして、再び天井。

次の部屋に行く途中のアーチだけでも、この豪華絢爛さ。

上の写真の、右後ろにいる男の人が、やたらと満ち足りた表情をしているのが凄く気になるが、この場所へ行くと不思議とそうなるのだ。

何せ、汚いものが何一つなく、美しいものしか存在しないのだ。

壁や柱や、装飾品、全てが芸術作品なのだから、きっとマウスキー達も意識はしていないが、後ろの男性のような表情に自然となっていたに違いない。

ちなみに、ヴァチカン美術館も、全部が見れるわけではなかった。

こんな風に、立ち入り禁止区画もあった。
3人で、一瞬だけ向こう側に行こうかと相談したが、
捕まりたくないのでやめた。

こんな、ちょっとこじんまりした場所もあった。
マウスキーは何となくお化けが出そうなので、頑なに自分は入らないと拒絶した。
よくよく考えたら、古い建物なんだし、お化けの一匹、二匹はいるだろと思う。

ちゃんと自分もこの場にいたのだと、写真の中に入っておけば良かったと後悔する今現在である。

皆さんも、記念写真のチャンスは、一つでも逃さないようにした方がいいだろう。

これでもかと芸術を堪能すると、とうとうヴァチカン美術館も出口となった。

この螺旋階段を降りたら、とうとう出口である。

下から上を見ると、こんな感じ。
よく見ると、やはり芸術的装飾が手すりに施されている。
手抜き一切なし!

螺旋階段を下りると、大きな彫刻がぽつんと置いてあった。

もはや、この何気ない彫刻でも拝みだすTomokoさん。

気付いたら、すでにお昼過ぎになっていた。

午後からはフォロ・ロマーノとコロッセオに行く予定なので、腹ごしらえしていなければ、さすがに身が持たない。

我々は美術館を後にして、食べれる店を探す事にした。

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