2017年3月19日日曜日

イタリア旅行記-その25「サンタ・マリア・デル・ポポロ教会編」

サンタ・マリア・デル・ポポロ教会は、ヴィットリア教会とは違い、ちょっと薄ら怖い感じの教会だった。

ポポロ教会の外観。
人が多い・・・。

やはり、教会の中も、ヴィットリア教会とは全く正反対に薄暗くて、薄ら怖い場所だった。

中はこんな感じ。

こんな骸骨の彫刻もあった。

骸骨の横顔。

山のような修学旅行生をかき分け、やっと見る事が出来た礼拝堂。
素晴らしいです。

さて、ポポロ教会と言えば、何を連想しますか?

ちなみに、ポポロ教会に来た一番の目的は、キージ礼拝堂である。

このキージ礼拝堂はピラミッド型で、その傍らにはベルニーニ作の「ハバククと天使」という彫刻がある。

いやー、遂に本物を見る事が出来るとは・・・一生の宝にしよう。

高まる気持ちを抑えながら、キージ礼拝堂の前まで我々はやって来た。

これこそが本物のキージ礼拝堂!
正に眼福である!
ところがである。

「ん? 何かおかしい・・・」と、我ら3人は気が付いた。

この写真の下の部分をよく見て欲しい。

ビニールと、紐・・・

この写真の左側が大幅カットされている事実で分かるだろう・・・。

なんと、ベルニーニ作の「ハバククと天使」が、修復中だった為、礼拝堂には不在だったのである。

写真を切り取り、彫刻が不在の場所を消してしまっているという当時の荒ぶりようからも、そのショックが如何に大きかったかという事が推測できる。

それにしても、観光の最終日に、まさか再び残念な気持ちを味わう事になろうとは思いもよらなかった。

キージ礼拝堂が修復中なんて・・・一体何のためにポポロ教会に来たんだ・・・。

肝心のベルニーニの彫刻がお留守だったとは・・・。

痛い、かなり痛いぞ・・・。

しかし、例の如く、その場で「痛い、辛い、嘘でしょ」と言い続けているような時間は、我ら3人には残されていなかった。

まだまだ、行く場所は山ほどあるのだ。

ポポロ教会には、骸骨の彫刻と、キージ礼拝堂が修復中だったという、この2つをやたらと印象に残し、我ら3人は教会を去る事にした。

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