この日は、フィレンツェに行かなければならなかったので、早朝に起きて、すぐに準備をした。
ホテル「キング」の朝食を食べている時間はないので、美味しい朝食を食べずに行くしかないので、それだけは残念であった。
すると、思いがけない事に、「キング」が我ら3人のためにお弁当を用意してくれていたのである!
あまりの親切に感激したマウスキー達。
──さすが、三ツ星ホテルは格が違う。「キング」にして、本当に良かった。
そんな風に色々と「キング」に対しての株も急上昇した。
こちらが、ユーロスターの切符。 |
実は、1日目の半日ツアー解散後に、こちらの券の購入もしていたのである。
この券に記載してある出発時間を見ても、かなり早起きをして出かけた事がうかがえるだろう。
何せ、早く現地へ行って、1分でも多くフィレンツェを観光したかったので、我々も必死である。
迷う事なく、真っ直ぐに乗るべきユーロスターまでたどり着いた我々は、恒例の記念写真に興じる事にした。
ユーロスターと共にあったという、証拠写真である。 |
さて、ユーロスターの中に入った後のお楽しみと言えば?・・・そう、「キング」から貰ったお弁当である。
これを楽しみに、我々は駅を駆け抜けたのだ。
早速、テーブルを座席から引き出し、貰ったお弁当を取り出した。
何だろう? 美味しいサンドウィッチかもしれない。パンとバターとかかな?
そんな期待の中出てきたお弁当が、こちらである。
「キング」の思いやり弁当の全貌。 |
いや、別に手作りじゃなくたっていい。見た目で物を言っては失礼だ・・・。
マウスキー達は口ごもりながら、お弁当としばらく見つめ合っていた。
ちなみに、Tomokoさんは、「これを弁当と称していたのか!?」と、激昂した。
食を愛する彼女は、この詰め合わせを「お弁当」と断言した事が、とても許せなかったらしい。
そして、挙げ句の果てに、この「お弁当」が全部でいくらほどかかっているのかまで計算し始めたのである。
そして、お弁当の中のどれか食べたらしいが、とても残念な味がしたようであった。
もちろん、その中の「まぁまぁ、食べれる」ものも教えてくれた。(マウスキー姉妹は、この「まぁまぁ食べれる」物を食べた。)
期待を裏切られたあげくの、この仕打ち──。
寧ろ、これで美味しいお弁当が出ていたら、「キング」は三ツ星ではなく、四つ星にも、五つ星にもなっていたのかもしれない・・・。
それとも、「お弁当」という響きに期待しすぎた我々が良くなかったのだろう。
とにかく、マウスキーは残念すぎる気持ちに打ち勝てない挙句、先日の観光の疲れが取れていない事もあり、座席で眠り込んでしまった。
折角のユーロスターで、本気で寝落ちしたのだ・・・。
もはや、それがユーロスターだったのか、スーパー白兎(とりとり県の汽車)だったのか分からないほどである。
しかし、Tomokoさんは違った。
彼女は、ユーロスターの隅から隅まで楽しもうと、違う車両を覗きに行ったり、窓からの眺めを撮影したりしていたのである。
しかし、見ての通り、この日は生憎の曇り空だった。
もちろん、その中の「まぁまぁ、食べれる」ものも教えてくれた。(マウスキー姉妹は、この「まぁまぁ食べれる」物を食べた。)
期待を裏切られたあげくの、この仕打ち──。
寧ろ、これで美味しいお弁当が出ていたら、「キング」は三ツ星ではなく、四つ星にも、五つ星にもなっていたのかもしれない・・・。
それとも、「お弁当」という響きに期待しすぎた我々が良くなかったのだろう。
とにかく、マウスキーは残念すぎる気持ちに打ち勝てない挙句、先日の観光の疲れが取れていない事もあり、座席で眠り込んでしまった。
折角のユーロスターで、本気で寝落ちしたのだ・・・。
もはや、それがユーロスターだったのか、スーパー白兎(とりとり県の汽車)だったのか分からないほどである。
しかし、Tomokoさんは違った。
彼女は、ユーロスターの隅から隅まで楽しもうと、違う車両を覗きに行ったり、窓からの眺めを撮影したりしていたのである。
正に、ヨーロッパ! |
空も何だか広く感じる。 |
明るくなったらこんな感じ。 正しく、ヨーロッパの田園だ! |
しかし、見ての通り、この日は生憎の曇り空だった。
これで晴れていたら、眺めは最高だっただろう・・・。
しかし、曇り空もいい味が出ている。
それに、窓の景色の事について、マウスキーは何一つ発言できない。
フィレンツェに到着するまで、ずっと、ずっと寝続けていたからである。
そして、再び目を覚ました時、そこはすでにフィレンツェだった。
つづく。
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