2017年3月6日月曜日

イタリア旅行記-その11「サン・ピエトロ大聖堂編」

我々三人は、ついにサン・ピエトロ大聖堂に再び戻ってきた。

しかし、今度は時間制限を設ける人間はいない。

完全に自由に観光出来るのだ!

そんなわけで、とりあえずは正面から記念撮影。

我々だけではなく、後ろの人達もみんな記念撮影をしていた。

上記の写真だが、拡大して見て欲しいものがある。

そう、これがPanasonicのモニター。

しかし、二日目の来訪という事もあり、前回のような衝撃は感じなかった。

それに、上空の方では、名だたる聖人たちが我々を暖かく迎えてくれていたのである。

見上げていると、とてもフレンドリーに出迎えてくれているように見えた。

そして、ツアーでは体験出来なかったサン・ピエトロ大聖堂の中へと、やっとの事で入る事が出来た。

中は思ったよりもモダンで、つやつやしたタイル張りの壁があった。

エレベーターから降りると、上に上がっていく通路があり、上から聖堂の中を見る事が出来たのである。

上から見ると、こんな感じである。
それはもう、素晴らしい響きのする場所だった。
多分、ここで歌の練習をすれば、誰でも一夜で歌手になれるんじゃないかと思う。

これが通路にあったモザイク画のひとつ。


これもモザイク画の一つである。


感動のあまり、拡大の限界に挑んでみた。
不思議と、拡大するとよく分からないものに見える。

さて、そんな風にモザイク画などを堪能しながら、ついに我々はサン・ピエトロ大聖堂の屋上へと到着した。

これを見たかったのだ!
サン・ピエトロ大聖堂のクーポラ!

サン・ピエトロ大聖堂にやって来たら、クーポラの前で記念写真を撮らなければならない。

これは、観光の鉄則である。

そんなわけで、我々は写真を撮る事にした。

クーポラの素晴らしさに圧巻。

折角のクーポラなので、三人一緒の記念写真を撮りたい・・・と、考えていたところ、見知らぬ外人の男の人が、同じくカメラを抱えて、景色の写真を撮りながらやって来たのである。

Tomokoさんがこの観光客の男性を審査してみたところ、人が良さそうでカメラを盗み去りしそうには見えない、という事だった。

彼女の見込みは正しかったようで、この見知らぬ男の人は快諾してくれると、我々三人の記念写真を撮ってくれた。

それが、コチラである。

クーポラ切れてる!!

これが、外国の人と日本人の考え方の違いらしい・・・。

しばらく我々三人は、この写真を見てたたずんでいた。

そう、我々三人にとっては、クーポラが主役なのだが、外国の人にとっては、自分が主役なので、自分が切れてはいけなかったに違いない。

それなら、申し訳ない事したな・・・と、Tomokoさんはつぶやいた。

実は、お返しにその見知らぬ男性の記念写真も撮ってあげていたのだ。

勿論、Tomokoさんは、クーポラが中心で、男の人はおまけ程度に入る構図で撮ったらしい。

今頃、逆に向こう側が「俺がどうでもいい感じで写ってる!」と、ショックを受けているかもしれないので、五分五分という事にした方がいいかもしれない、と、我々は納得した。

下界にいた時、フレンドリーに挨拶してくれていた聖人がここにいた。
「やぁ、よく来たね!」と、声をかけてくれているようである。


Tomokoさんが撮影した観光ハガキのような、この一枚。

ところで、この屋上には物産展があった。

これは、ちょっと幻滅だった・・・。

サン・ピエトロ大聖堂のハガキセットとか、ロザリオとかがバンバン売られていたのである。

──キリスト教でもないのに、ロザリオなんて買えるわけないだろ──。

そう思っていたマウスキーの真横で、ピンク色のロザリオを購入するTomokoさんの姿があった。

そして、問題なくロザリオを「毎度ありー」と売る坊さん。

そんな軽いのか・・・と、マウスキーは何だか残念な気持ちになった。

だが、神社のお守りみたいな存在なんだろうと納得する事にした。

カメラの解像度が悪すぎるため、謎の水玉写真。
実は、歴代の法王の系図写真なのだ。

そして、また出た、ゴミ箱写真。

だが、ただのごみ箱ではない!

サン・ピエトロ大聖堂に設置されたごみ箱なのだ。

何だかご利益がありそうで、それを聞いただけでも拝みたくなる代物である。

ちなみに、マウスキーは拝んではいないが、拝みたくなった人は、是非拝んでみるのもいいのではないだろうか?

間違いなく、完全ぼっちの観光が約束されるだろう。

さて、サン・ピエトロ大聖堂を堪能した我々三人は、次にヴァチカン美術館へと移動する事にした。

0 件のコメント:

コメントを投稿